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<目次>
まず、中途採用で行われる筆記試験の目的・概要をお伝えします。
中途採用の筆記試験は、面接では測りにくい能力をチェックするために行われます。主に試されるのは、「知識力」と「論理的思考力」です。
知識力を問う試験は、一般常識・基礎学力に関する内容と、専門知識に関する内容の大きく2種類に分かれます。一般常識・基礎学力では、主に高校までに学んだ国語・数学の内容や、時事問題などから幅広く出題されます。
専門知識では、システムエンジニアならプログラミング関連、証券業界なら証券業務を含む金融全般など、業界と職種に関係する知識を問われるのが一般的です。事務職の場合は、表計算ソフトの操作といったスキルチェックが行われる場合もあります。
論理的思考力を問う試験で多いのは、与えられたテーマや文章に関して、自分の意見を記述する小論文です。また、四則計算、図形、確率など数学の問題が出題されることもあります。
中途採用の筆記試験の多くは、40分から1時間程度の制限時間で行われます。
一般常識・知識問題は択一式がほとんどですが、問題数が多い試験もありますので、時間配分に気をつけないと、制限時間内にすべて解答できなくなります。
小論文などの論理的思考力を問う試験も、制限時間はおおむね40分から1時間程度で行われることが多いです。
筆記試験の合格基準は一般的に、得点率6~7割以上です。
ただし、筆記試験の結果を選考に反映する基準については企業によって異なります。
筆記試験を重視する企業は、得点が合格点未満なら、面接結果が良くても一律不採用と判断する傾向があります。一方、筆記試験の結果を参考程度にとどめる企業もあります。
例えば、第二新卒と30代後半の人、販売・仕入管理業務の担当者と広報・宣伝業務の担当者では、試験そのものや試験問題との親和性において有利・不利が出る可能性があります。仕事内容によっては、筆記試験の得点と仕事の出来・不出来が結びつかないことも考えられ、その場合は企業も筆記試験の内容は参考資料のひとつとして利用する程度にとどめ、面接を含めた総合的な判断で採否を決めます。
ただし、試験結果を参考程度にとどめる企業でも、「対策をしてきたかどうか」についてはチェックしている可能性があります。筆記試験の問題はパターンが似ているものも多いので、事前に出題傾向をつかんで、対策を行うのが良いでしょう。
中途採用で行われる筆記試験の多くは、応募者の人柄や価値観、一般常識・知識などを幅広く定量的に測定する「適性検査」です。
適性検査は内容によって、「性格適性検査」と「能力適性検査」に分けられます。
性格適性検査は人材のストレス耐性やメンタルの強さ、積極性、責任感や組織への適合度などを測るために実施されます。
基本的な出題形式は、設問に対して「はい」「いいえ」や「あてはまる」「あてはまらない」「どちらとも言えない」などを選択させるものです。解答を総合することで応募者の人物像が浮き彫りになる仕組みです。
能力適性検査は、一般常識や基礎学力を測るために行われます。専門知識は必要ありませんが、対策を怠っていると、制限時間内に解答できない可能性があります。出題パターンはある程度決まっており、市販の問題集などで対策をしっかり行えば、企業が求める合格点を超えられるようになるでしょう。
企業のなかには、能力適性検査の準備状況を通して、仕事に取り組む姿勢を見ているところもあります。しっかりと勉強して、高得点を取ったほうが好印象を与え、次のステップへ進みやすくなることは確かです。
SPIは性格適性検査と能力適性検査の2つを含む筆記試験です。具体的には「言語」「非言語(計算問題など)」「性格」検査が行われます。
新卒採用で有名ですが、近年では中途採用でも会社や仕事の適性をチェックするために活用する企業が増えてきました。
転職者向けに絞った「SPI3-G」という適性検査もあります。
・論文作成
論文作成では、文章力、論理的思考力のほか、業界に関する知識や考え方などが問われます。出題されるテーマは、入社後の抱負や志望動機、これまでのキャリアや成果、一般ニュースや業界ニュースに対する意見など多岐にわたります。
制限時間内に自分の考えをまとめて文章を書くことは、思った以上に難しいものです。出題されるテーマを想定して、事前に論文作成の練習をするのがおすすめです。
・業界に関する専門知識を問う試験
金融やITなど専門的な知識やスキルが必要になる業界では、業界に関する専門知識や、業務上必要なスキルに関する試験が実施されることがあります。例えば、ITエンジニアであればプログラミングスキル、研究開発なら業務に関連する物理や化学についての知識などです。
実施される筆記試験の内容は企業によって異なります。性格適性検査のみを行う場合もあれば、複数の適性検査を行う企業もあります。
試験日当日まで筆記試験の内容はわからないことが多いので、「言語」「非言語」「性格」「論文作成」などひと通り準備をしておいたほうが良いでしょう。
受験方法は主に2種類です。企業のオフィスや企業が指定した会場で行う方法と、自宅のPCでWebテストを受ける方法があります。企業が指定した会場は「テストセンター」などと呼ばれ、設置されたPCを使用して受験します。テストセンターの会場は全国の主要都市にあります。自宅のPCでWebテストを受ける場合は、企業からテスト用のURL、ログインIDが送付され、そこからエントリーして受験する方法が一般的です。
筆記試験ごとに対策の仕方をお伝えします。
性格適性検査と聞くと、「企業が望んでいる人材」を思い浮かべて回答するのがベストだと思うかもしれません。もちろん、質問によっては、「好まれる回答」があるのは事実です。例えば、以下の質問であれば「あてはまる」と回答したほうが好まれるでしょう。
<例>
「忍耐力があるほうだ」
「体を動かすのが好きだ」
「決断するのは早いほうだ」
性格適性検査では、言い回しが異なっても同じ内容の質問があります。そのため、嘘の回答があると、前後の回答に一貫性がなく、結果に矛盾が生じてしまいますので注意しましょう。
また、嘘を見抜くための「ライスケール」という質問もあります。例えば、次のような質問です。
「これまで一度も嘘をついたことがない」
「これまで一度も他人の意見に反対したことはない」
「これまで一度も自分の判断に対して後悔したことがない」
上記の質問に「はい」と答えられる人はいないでしょう。ところが、「嘘つきと思われると不合格になるのでは」と考えて、「はい」と答えると、それ自体が嘘になってしまいます。こういった内容から、企業は総合的に回答に嘘がないかを判断しているのです。
ただし、嘘をつかない方がいいからといって、何でも素直に答えればいいわけではありません。例えば、「すぐカッとなる性格だ」という設問に「はい」と答えると、企業も採用に二の足を踏む可能性が高くなりますので、注意しましょう。
能力適性検査は、市販の問題集などで出題傾向をつかみ、勉強しておく必要があります。
専門的で難解な知識は求められませんが、それでも準備していないと、問題の意図を勘違いしたり、簡単な計算問題を間違ったりして、合格点をクリアできない可能性もあります。
その半面、事前に対策を行えば、企業が求める合格点に達することはそれほど難しくはありません。筆記試験の出来で希望する企業の門を閉ざされることのないよう、しっかりと対策をしてから試験に臨みましょう。
時事問題の多くは、リアルタイムで話題になっているニュースについてです。テレビや新聞、Webメディアで普段からニュースをチェックしておきましょう。特に志望する業界や会社に関する経済ニュースは、関連書籍を読むなどして背景についても理解を深めておくことが大切です。そのうえで、ニュースに対する自分なりの意見をまとめておきましょう。ただし、その意見が極端に偏っていたり、政治色が強すぎたり、知識不足に基づいていたりした場合は、逆効果になってしまう可能性があります。発言内容には十分注意しましょう。
中途採用は面接だけではありません。論文や作文、適性検査などの筆記試験を行う企業もたくさんあります。必ずしもすべての企業が筆記試験の結果を重視しているわけではありませんが、成績が悪すぎると、せっかく面接を突破しても内定までたどり着けなくなってしまう可能性があります。筆記試験は事前に対策できる内容も多いので、しっかりと勉強し、合格点をクリアできるように準備しておきましょう。
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